不妊治療には、年齢に伴う身体の変化・婦人科疾患との関連性など厳しい事実もありますが、しかしこうした事が分かれば、不妊治療は「限られた時間しか使えない」ということに納得して頂けるのではないかと思います。

じゃあどうしたらいいのかというのが気になる所ですよね。

時間が限られているのであれば、大切になってくるのは「効率」を考えて治療を行う事なのではないでしょうか。

日本では不妊治療には保険が適用されないものが多く、その為に費用が掛かります。これが不妊治療でもう一つ大変な点だと言えます。

検査や一般不妊治療と呼ばれる「タイミング法」「人工受精」のような方法はそこまで高い費用こそ掛かりませんが、体外受精・顕微授精ともなれば1回で数十万円、高い施設ならば総額で100万円くらいになるところもあり、ピンキリです。経済的な側面から見ても、そんなに長期にわたって行えるものではないと言えます。

「効率」という言葉を使ってしまうと味気ないかもしれませんが、この「限られた時間」そして「限られたお金」を有効的に使えるかどうかが、不妊治療にはどうしても求められてくると言えます。

しかし、今の日本の患者さんは必ずしもこのように効率を考えて治療を受けていないようなのです。

日本の文化には、「出来るだけ自然にしているのがよい」という無為自然の考え方があります。その為か、まずもって治療の開始年齢が遅いという傾向も見られます。なかなか妊娠しなくても「そのうち自然に妊娠するでしょう」と思ってしまい、年齢がかなり高くなってからでないと医療施設での不妊治療を考えなくなってしまっているとみられます。

この事は、日本で出版されている不妊治療に関する本が、食事の改善や冷え予防などの自然療法である事を考えれば一目瞭然でしょう。